よっくんうちゅうのたび

一人息子の“よっくん”(6歳)は高機能自閉症と注意欠陥多動性障害を抱えています。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
昨年の4月から月に一度でよっくんの生活面や学習面での個別指導を頂いていた“行動分析学”の先生との授業が先日で終了しました。

毎月出される課題の一つである暗唱も、何とか全てクリアーすることができ“目標に向かって最後までやり遂げること”を少し経験できたのではないかと思います。

暗唱の他に毎月プリント30枚が宿題に出され、家庭学習の中で取り組んできました。

生活面・学習面においては、授業以外でよっくんを直接指導するのは母親である私の役目ですので、主に私への指導という面が大きな意味をなしていたと思います。

生活・暗唱課題・家庭学習で取り組んだ具体的な内容を毎週レポートにしてメールを送らせて頂きました。

この一年間、先生の指導を実践し、各課題に取り組むことも容易なことではありませんでしたが、私にとってもよっくんにとっても非常にいい訓練になったと思います。

お陰でよっくんもやったなりの学力が付き、私もよっくんの行動を分析しながら工夫して指導することが身についたと思います。

生活面でも学習面でも、母親として冷静で的確な分析ができない状況もまだまだありますが、確実に次に繋がる反省ができるようになったと思います。


また、毎日の生活の中で“良い行動”をポイント制のトークン(ご褒美制度)にして溜まったポイントに応じてお買い物券を貯め、自分の好きな買い物をするようにしてきました。

大体月に2・3枚のお買い物券を獲得していたよっくんですが、最近はよほどのことがない限り無駄にお買い物券を使うこともなく、お財布の中には今も4枚のお買い物券が残っています。

もともとあまり物欲のないよっくんではありますが、それでもお金の価値を少しずつ考えながらお店でお買い物をするようになったことも大きな変化です。

「80円なら安いね、でも200円は高いね・・・えーっ!!1000円もするの??すごく高いね・・・」

お店で安い高いの品定めをしすぎて、こちらが恥ずかしくなることもしばしばです。

これまでの取り組み、実践が、目に見える結果となって現れるので、ますます工夫のある生活が楽しくなりました。

これからも労力を掛けながら子育てして行きたいと思います。

あっちゃん先生、一年間という短い間ではありましたが大変お世話になりました。

ご指導ありがとうございました!!



スポンサーサイト
最近の家庭学習の中で取り組んでいる課題で、ハイレベルだなあと思うものがあります。

長い文章の物語から出題される問題を回答していく『聞き取り』の課題です。

話の内容を理解すること(国語力)と、記憶力が問われる結構難しい内容です。

例えば一例の一部を挙げますと・・・

『ウサギのぴょんこちゃんはお友達のキツネ君、ネコさん、クマ君と一緒に公園に行きました。空には雲がたくさんあります。みんなは公園で縄跳びをして遊びました。でもぴょんこちゃんは一回も跳べません。キツネくんは“僕は4回飛べたよ”と言いました。ネコさんは“私は2回跳べたわよ”クマ君は“僕なんて5回も跳べたよ”と自慢しました。ぴょんこちゃんは悔しくて、緑色の縄跳びをぎゅっと握り締めました・・・中略・・・ぴょんこちゃんが道を歩いていると「ミーンミーン」と虫の鳴く声が聞こえました。前に誰かが立って居たので見上げると縦縞模様のエプロンを着たぴょんこちゃんのお母さんがいました・・・中略・・・ぴょんこちゃんが公園に戻る頃にはお日様が出てきました・・・略。

問、このお話の季節のものはどれですか、選んで丸をつけて下さい(絵の選択問題)
(季節関連の知識もないと回答できません)

問、ぴょんこちゃんの縄跳びの色は何色でしたか?〇の中をその色で塗ってください。

問、お話の中で天気はどのように変わりましたか?選んで丸をつけて下さい。

問、キツネ君は縄跳びが何回跳べましたか?その数だけ〇を書いてください。


と、まあ・・・話の全内容と問題はこの倍以上あります。

上記は、ごく分かりやすいものを例に挙げています。

読み聞かせているこちらも途中で面倒臭くなるほど、大して面白くもない話が続きます。

よっくんには余計な情報が視覚から入らないように、机に顔を伏せて頭の中でお話を描く様に促していますが・・・

正解率は、山勘も含めて大体いつも60パーセント。

積み重なる情報が整理できないのか…よっくんはなかなかついていけない課題です。

色や模様などのはっきりした事柄については完璧なのですが、自分の頭の中で上手く描けなかったものに対しては回答に結びつかないようです。

しかし今の段階として、正解率にこだわっていません。

話を最後まで聞くことの訓練と、話を聞こう(理解しよう)とするスイッチの訓練だと思って取り組んでいます。


これは国立小学校入試問題なのですが、この問題を完璧にこなす子が同じ6才児にいるということですよね?!

恐るべしお受験戦争の実態です!

すごいなぁ~



ちなみに、小学校受験しないご家庭でも国立小学校受験準備関連の記事は参考になると思います。
こちらを⇒チェック!



ここ一年くらいのよっくんの家庭学習は、小学校受験対策用のプリントを用いています。

個別指導の先生からの一ヶ月の課題プリントも同じ傾向の内容です。

図形や絵の比較などのプリントや、実際に積み木や三角パズル・組み合わせキューブなどの教材を繰り返し取り組んでいます。

先生がおっしゃるには、図形は小さいうちから身につけておかないと後に差が大きく出てくる分野とのことです。

アスペルガーのお子さんを持つ先輩ママさんからも、実際の経験の中で図形の取り組みの大切さを伺っています。

同じ問題を繰り返し徹底して取り組む小学校受験対策用のプリントは、よっくんにとっても非常に良い訓練になります。

我が家においての家庭学習は、頭を良くしたいとかそういうことではなく、よっくんの行動や姿勢を鍛える訓練としてコツコツ継続しています。

005_convert_20131113125100.jpg
左の図を→の方向に動かすと、右のどれになりますか?

008_convert_20131113131623.jpg
左の2つ緒の絵を重ねると、右のどれになりますか?

009_convert_20131113131730.jpg
重なり合う下から2番目の紙に〇をつけて下さい。

幼児の環境において、この手の問題はあえてやらせない限りどこかで触れるような取り組みではないでしょうから、私立・国立の小学校を受験するご家庭での取り組みの凄さが分かります。

よっくんも訓練次第では受験するのも可能になるかもしれません。

よっくんだけではなく子どもの可能性は無限です、やったらやっただけの結果が出るのだと実感します。

何事も訓練次第です。

発達障がいに対してのアプローチも訓練でいくらでも改善できます。

子どもの可能性を広げてやれることができると思うと、やはり親としてじっとはしてられません。

私ができる限り、この家庭学習は継続させていきたいと思っています。




個別指導の先生からの先月と今月のペーパー課題が、絵合わせと比較の内容です。

絵を見て比較しながら回答を見つけていくものです。

よっくんは視覚からの情報収集能力は優れていると思われますので、割と難なくこなしていきます。

ケアレスミス的な部分も、間違えがあることだけを指摘すると自力で正解までたどり着けます。

しかし、行動分析学が専門である先生からの指導はただペーパーをこなす事だけに留まりません。

「じゃあ、なんでそう思うの?こっちじゃダメなの?何が違うの?」とそこに理屈を求められます。

“だって、この絵だとこことここが合わない・・・”

よっくんだけが分かる言葉で何とか説明するのですが、やはりそれではいけません。

“ここ”ではなく、右左上下や名詞を使ってしっかり説明しなければなりませんし、

またその具体的な違いの部分は、理論的に納得できる確かなもの“証明”でなくてはいけません。

よっくんの感覚で何となくでは、到底説得できる材料が不足してしまいます。

根気良く待つことをしながら、感覚ではなく理論的な思考でもって説明を求め続けます。


先生がおっしゃるには・・・

今後小学校での集団において自分自身の考えや思いや状況を説明していくことが必ず必要になってくる。

誤解を避けたり、困難を解決する力を養うことが大事。

勉強においても学年が上がれば上がるほど物事を理論的に解釈しなければ解けない問題が出てくるとのことです。

感覚的な思考や発想ももちろん大事だと思いますが、基本的には理論的な思考がしっかりできるのがいいんでしょうね。

私も主人も理屈っぽい人間なので、そういった中でよっくんに接し生活しているところはありますが、よっくん自身の具体的な訓練はまだまだこれからです。

何気ない日常の会話のやり取りからも、気の抜ける瞬間はないんだなと改めさせられます。

よっくんの“生きていくための力”を育てるために、先生はいつも熱心に指導してくださいます。



 

学問のすすめ       福沢諭吉

天は人の上に人をつくらず、
人の下に人をつくらずと言えり。

されば天より人を生ずるには、
万人は万人みな同じくらにして、
生まれながら貴賎上下の差別なく、
万物の霊たる身と心との働きをもって
天地の間にあるよろずの物をとり、
もって衣食住の用をたっし、
自由自在、
たがいに人の妨げをなさずして
各々安楽にこの世を渡らしめたまうの趣意なり。

されども今ひろくこの人間世界をみわたすに、
賢き人あり、愚かなる人あり、
貧しきもあり、富めるもあり、
貴人もあり、下人もありて、
そのありさま 雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。
その次第 はなはだ明らかなり。

実語教に、人学ばざれば智なし、
智なきものは愚人なりとあり。
されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによっていでくるものなり。



個別指導の先生から出された、今月の暗唱課題です。

最初の一文はあまりに有名ですが、後に続く内容を私はこれまで知りませんでした。

なんて素晴らしい教えでしょう!

暗唱の課題が完了すると、その時点で全てを忘れようとする最近の傾向のよっくんですが・・・(笑)

これは一生覚えておきたいものです。

生きている限り人は一生涯学び続けなければいけないという事を、母親になって実感することができたわけです。

よっくんも私も立場は違いますけれど、人として何をしていかなければならないかと言う“趣意”は同じです。

またひとつお勉強になりました。

ありがとうございます。




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。