よっくんうちゅうのたび

一人息子の“よっくん”(6歳)は高機能自閉症と注意欠陥多動性障害を抱えています。

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近年、発達障がいに関する知識や情報が社会に広く知れ渡るようになってきました。

2012年頃からNHKでも障がい者支援や発達障がいに関する内容の番組が増えました。


先日も障がい児教育におけるICT機器(スマホやタブレット端末)の活用を取り上げた番組を目にしたところです。(タイムリーな話題でした)

学習においてタブレット端末の読み上げソフトや、黒板をタブレットにそのまま写真保存する機能を活用することで学習障害を補うことができます。

知的な遅れはないが学習障害がある子たちの中には、字を書くことに非常に時間を費やす子もいますし、読書の場面では改行ごとにどこを読んでいたかが分からなくなる子もいます。

黒板を書き写す際にも、どこまで書いたのか・・・字を追えなくなる子も居ます。
そういう子は授業を理解することよりも、それだけで終わってしまうことになるでしょう。

どんなに頑張っても一般的な努力ではどうにもできないこともある部分を、“工夫”でなんとかすることができるのは素晴らしいことです。

学習障害が更なる学習の遅れの原因にならないことが、とにかく大事です。

手段を利用できることで通常学級でもしっかりと学ぶこともでき、できることが増える中、自信にも繋がっていく・・・

勉強ができるようになること=可能性は無限に広がります。


東京大学と共同で進められている“DO IT JAPAN”と言う障がい児教育サポート(就労サポート)プロジェクトなる取り組みが紹介されていました。

全国から選抜された障害や病気を抱える小中高生が対象です。

ソフトの開発・指導・分析と実績が積まれていく中で、今後学校教育・社会的サポートに必要な環境の整備がなされていくのではないでしょうか。


ICT機器の普及もあって、確実に社会は変わってきているようです。

実績が積まれることで、制度も変わってくると言うわけです。

教育現場だけに限ったことではありません、困難や障がいを抱えながらも社会に出て働かなければいけませんので、特性にあった工夫と共に社会で生きていくことをこれからも考えなければならないと思います。

社会全体の理解と受け入れがあることで、それがより実現できるのでしょう。

ICT機器を使うことで生活の幅が広がり、自分の世界の広がりにも繋がると利用者が語っていました。

そんな心強い内容の番組でした。






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いつの日でしたか、朝のニュースで障がい児教育における学習の取り組みについてのものがありました。

国が2年前から取り組んでいる支援の実現化に向けて・・・


特別支援学級に所属する障がいがある生徒の中には、字を書くことが苦手な子どももいます。

字を書くことがクリアーできなければ、計算問題だってスムーズに取り組むことができません。

学校の授業はペーパーが主な教材となっていますので、字を書けないだけで最初の躓きが大きな学習障害となるでしょう。

それをモデル校ではパソコンなどのキーを入力することで、問題を解決しています。

図形の問題はタブレット端末を使うことで、指先ひとつの簡単な作業で問題に取り組めるというわけです。

読み・書き・計算は教育の基礎部分ではありますから、ペーパーに書くからこそ習得できる学習と言うのはあると思います。

ただ、“できないことをどのような工夫でできるようにするか”ということは、この子達にとってとても重要で重大なことです。

会話のできない重度の自閉症者である東田直樹さんは、お母様が独自に考えた文字盤ポインティングや、パソコンなどを使うことで最大限の能力を発揮されています。

二十歳の東田さんから発信されるものは、本当に崇高なものです。


最近よっくんの家での勉強は、和が10以下になる足し算引き算を徹底して取り組んでいます。

よっくんは数字もひらがなもとんでもない字を書くのですが、形の基礎は外さないことだけは見逃さずに、とりあえず現状で良しとしています。

字はキレイに書けたほうがいいに決まっていますが、日々の少ない学習時間の中ではできないことに力を入れるより、できることを伸ばしたり広げたりするほうが良いと判断しています。

たくさんの問題に取り組む際は、書くのが簡単なホワイトボードを使ったりもします。


ふと思うのは私自身のこと・・・

タブレット端末では、音声入力などの便利な機能がありますが、キーボードに入力しながら文章を繋ぐ作業が当たり前になっている時点で、音声入力に頼ったところで文章は出てこないものです。

口答でパソコンのメールアドレスを伝える際なども、指がスペルを覚えているのでなかなか口から出てはきません。

すっかりパソコンも、生活の大部分・社会の大部分となっているのではないでしょうか。

生きていく上でいろんな方法やいろんな対処法を獲得できるといいんだと思います。

方法は必ずしも一般的ではなくてもいい、個人にあった質と量であることが重要なんだと・・・


以前に一度、学校公開に訪れた特別支援学校でも状況は画一的です。

どんなに手厚い配置があったとしても、結局は障がい児教育の中の“一般的なもの”が溢れているわけです。

個々の感性にあった世界の広がりは、やはり個々それぞれのものであるんだなと感じます。

工夫や努力の成果により随分と色んな面で成長しているよっくんではありますが、やはりいつでも感じることは、よっくんの持つ“人と違う感覚の部分”はこれからも変わらないということと、それを大事にしていきたいということです。

どんな人にも共通して言えることだと思います。




幼稚園での生活も折り返しとなりました。

何の具体的支援もなくスタートした入園後の1ヵ月は本当にどうなることかと思いました。

先生も私もよっくん自身も、きっと先の見えない園での生活に毎日不安でいっぱいだったと思います。

それでも徐々に取り入れられるようになった、個別スペース・一日のスケジュール・絵カード・座る立つなどの合図・居場所を示す視覚支援となるフープ・騒音対策のヘッドホン・手順カードなどの目に見える具体的支援・個別での対応があったからこそ今の生活が確立できていることは確かです。

親の愛情や先生方の優しさがいくらあっても、
結局はよっくん本人が行動できるような支援がなければこれまでの結果はありません。


周囲はよっくん自身の心の成長を大いに評価してくれますが、
それらはよっくんにとって必要な支援があったからであって、それに尽きると思っています。

やはりそれは結果、行動分析学から見る原理・原則に基づいた具体的な方法に繋がることです。


今年のおゆうぎ会で見せたよっくんの成長も去年の支援の形(前例)があったからこそ。

皆と形は違ってもちょっとした支援があることで“一人でできる”のであれば、それはベストな形となり十分評価の対象となります。

今年母と見たおゆうぎ会・・・

よっくんがヘッドホンをしながら専用のテーブルと椅子での皆とは違う参加形式を取っていても、母も先生もその成長を大いに評価してくれました。

それでいいのだと。


その時に必要であった支援も、本人に身に付いたことはどんどん減らしています。

限られた指導者の中では支援は必要最低限・確実に実施できるものが望ましいようです。

今ではその支援も必要最低限のものだけで済みます。

これまでの具体的支援が私達親子の基礎と実績になっていると実感できます。


そして“これでいい”と思えるものも、これからも私たち独自のものだと思います。






年少さんの間は1・2学期と毎日付き添いをして
よっくんに必要と思われる支援などを考えてきました。

ちょっとしたことでも工夫一つで解決できることがあればよっくんのストレスが軽減されます。

例えばそのちょっとした工夫が座布団です。

年少さんの頃はみんな背丈も小さく、
厚手の座布団を敷いた椅子に座るとつま先はちょこんと床に付く程度

お尻をひょいっと持ち上げなれば、
ズボンと座布団の間に摩擦が生じて座布団がお尻からずれてしまいます。

しっくり座れるまで何度も座り直すよっくん・・・

教室の後ろの隅でその様子がどういう状況であるか観察し、すぐに工夫を考えました。

座布団の両端に紐を取り付け、椅子の下で結んで固定する方法です。

これでよっくんのストレスも解消です。

今では背丈も伸びましたので、紐の固定がなくても椅子の上の座布団にスムーズに座れます。


もちろん、生活全てにおいて
よっくんの都合に合わせたお膳立てが用意できるわけではありません。

今では幼稚園の中で私の付き添う時間が特別にあるわけでもありませんので
もしかしたら些細なことで困っていることがあるかも知れません・・・

でもそれはきっとどの子も同じ。

例えば“ずり落ちた靴下”もそれに気付き
自分できちんと直せるような丁寧さを身に付けて行ってほしいと思います。




幼稚園の一日のスタートである『朝のお支度』に早々つまずくこともあるよっくんですので、

朝の会が始まるまでの間は、付き添いを徹底している毎日です。


このところの暑さにやられてしまったり、
夏休み明けの幼稚園生活に慣れるまでに時間もかかりましたが、

最近ようやく“これで良し!”と納得できる朝の状態になりました。

かれこれ入園から一年半かかりました・・・涙。


これまで“自分で朝の支度ができる”為の支援として絵カード・トークン(できた貯金箱)・タイマーなど・・・状況に合わせて色々やってきたのですが・・・

結局は途中で何度も声を掛けたりしてできるのが、やっとの毎日の状況でした。


そこでちょっと作戦を変えてみました。

朝、よっくんの個別スペースまで一緒に行って一日の予定だけ確認したらすぐにヘッドホンを装着し、「お支度が終わったらお母さんに教えて。お支度が終わったら一緒にドリルをやろう」と一言伝えてあとは廊下で待機です。

お友達の手も借りながら、準備・着替えが全てできたら私のところに報告にきます。

そうしたら、絵カードを見ながら朝の支度の忘れがないか一緒に確認です。

忘れていることに気付いたらすぐに自分で行動します。


よっくんの行動にマイナスの声を掛けることもなく、
自らの意思で求められる行動ができるような状況が生まれます。

お友達が手伝ってくれることも、決してよっくんの自立を妨げるものではありません。

「お友達に手伝ってもらったらありがとうって言うんだよ」それでいいのです。

一通りの行動が身に付いた後のフォローとして、
最後に確認すると言うのはとても良い方法だな~と改めて感じました。

勉強の見直しと一緒ですね。


間違いを自分で見つけ自分で正すことができるなんて、素晴らしいですね!!

その一連に嫌な気持ちは発生しません。

たかが朝のお支度なのに、最終的な“自分でできる”という形になるまで随分時間を掛けてきてしまいました・・・

まだまだ私も勉強していかなければならないことが多くあります。






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