幼稚園の一日のスタートである『朝のお支度』に早々つまずくこともあるよっくんですので、
朝の会が始まるまでの間は、付き添いを徹底している毎日です。
このところの暑さにやられてしまったり、
夏休み明けの幼稚園生活に慣れるまでに時間もかかりましたが、
最近ようやく
“これで良し!”と納得できる朝の状態になりました。
かれこれ入園から一年半かかりました・・・涙。
これまで“自分で朝の支度ができる”為の支援として絵カード・トークン(できた貯金箱)・タイマーなど・・・状況に合わせて色々やってきたのですが・・・
結局は途中で何度も声を掛けたりしてできるのが、やっとの毎日の状況でした。
そこでちょっと作戦を変えてみました。
朝、よっくんの個別スペースまで一緒に行って一日の予定だけ確認したらすぐにヘッドホンを装着し、「お支度が終わったらお母さんに教えて。お支度が終わったら一緒にドリルをやろう」と一言伝えてあとは廊下で待機です。
お友達の手も借りながら、準備・着替えが全てできたら私のところに報告にきます。
そうしたら、
絵カードを見ながら朝の支度の忘れがないか一緒に確認です。
忘れていることに気付いたらすぐに自分で行動します。
よっくんの行動にマイナスの声を掛けることもなく、
自らの意思で求められる行動ができるような状況が生まれます。
お友達が手伝ってくれることも、決してよっくんの自立を妨げるものではありません。
「お友達に手伝ってもらったらありがとうって言うんだよ」それでいいのです。
一通りの行動が身に付いた後のフォローとして、
最後に確認すると言うのはとても良い方法だな~と改めて感じました。
勉強の見直しと一緒ですね。
間違いを自分で見つけ自分で正すことができるなんて、素晴らしいですね!!
その一連に嫌な気持ちは発生しません。たかが朝のお支度なのに、最終的な“自分でできる”という形になるまで随分時間を掛けてきてしまいました・・・
まだまだ私も勉強していかなければならないことが多くあります。
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トークンは、その時期の実利に会ったものに変えていく事必要です。
例えば、幼い頃はシールやはんこでよかったものが、成長に従いおかしやおもちゃなどに変わっていきます。
僕の教室の場合は、家で勉強したりお手伝いすると保護者がカードにはんこをつき、それを僕が子ども銀行のお金に変え、子どもはそのお金であらかじめ用意しておいたおもちゃや文房具(百均で買った物)と交換します。
この際、具体物(お金)が貯まるという好子、それをおもちゃと交換するという好子が発生します。
それよりなにより家庭と違うのは、他人からの注目がある、という事です。
これは子どもにとってとても大きな好子です。
保護者からの注目もとても大きな好子ですが、やはりそれは毎日のことなので当然馴化していきます。
それよりも他者からの注目は、毎日与えられる訳ではないので馴化しにくいのです。
それにしても1年半、よくがんばりましたね。
お母さんの大勝利だと思います。
このような努力は「行動コスト」と言えるかも知れません。
これからまだまだこうした事は続くと思いますが、できうる限りよっくんに合った指導で育児、教育をなさってくださいね。
ちょうど今『行動分析学入門』の中の“最終目標の為のシェイピング”の項目を読んでいたところで、腑に落ちたところです。
成長と共に現状を分析することが大事なんだと分かります。
地道な努力を惜しまず確実な道筋を歩んでいけるように、勉強し続けて行きたいです。
コメントありがとうございました!
ブログを通して、よっくんが少しづつでもたくましくなっていくのが感じられます。そして、こまり@さんの文章がうまくなっていくのも。
すなおに「ありがとう」といえることは素晴らしいですね!
キャー!!HIZAKIさんに褒められました♪ 嬉しいです☆
皆さんに読みやすく、伝わりやすくを心がけ、推敲を重ねやっとやっとでアップしているような毎日なんですけどね~HIZAKIさんの文才にはつま先にも及びません・・・
朝のお支度・・・以前はお友達が手伝ってくれようとすると「よっくんがひとりでやってみるから大丈夫だよ、どうもありがとう」なんて言ってたのですが、やっぱり出来ないことは手伝ってもらいながらでも最終的に自分でできるようになれば良いんだし、お友達の気持ちを無駄にしてはいけないな~と素直にそう思えば良かったことなんだなと気付きました。
ブログを通して気付いたこともたくさんあって少しづつでも自分が変わっていければそれも嬉しいことです。
温かいコメントありがとうございます!!